関東地方に限った作業というわけではありませんが、東京都心や首都圏に隣接する神奈川県内や千葉県の湾岸地帯など、工場や倉庫が多く立ち並んでいる、いわゆるインダストリアル・エリアと呼ばれる地域では、そういった工場や倉庫のような施設に設置されている重量物解体や搬入作業を行う必要がしばしばあります。

重量物解体作業は、主に、再開発などのプロジェクトにより、工場や倉庫を取り壊して、新たな商業施設や高層ビルなどの不動産建設のプロジェクトを行う際に必要になり、重量物の搬入作業は、新たな技術を基にした最先端事業の工場進出などに伴って必要になることが多いのではないでしょうか。

いずれの場合も、現在関東各地で見ることができるプロジェクトですが、実際に重量物解体のような作業を一般の人たちが目にする機会は、あまり多くないでしょう。作業が行われる場所が、工場地帯や倉庫郡のような、一般的な住宅地や商業地帯から離れた場所にあることが多いというのはもちろんですが、氷蓄熱タンクや吸収式冷凍機、更には加圧給水ポンプや発電機のような巨大な重量物を、丸ごとクレーンで搬入するようなケースも多く、危険を伴う作業であることから、周囲に通りがかる人がいるような場合でも、通常まずその作業範囲内には、作業関係者以外が簡単に近寄ることができるようにはなっていないでしょう。重量物解体作業に至っては、設置に関わる作業以上に危険を伴っているかもしれません。